このブログを書き始めたのは2009年3月17日。
本当は10周年でこの記事を書きたかったが、書けなかった。ようやく書ける。
スワンの1年メンバーをやっていたが、期限が来てどうしようか考えていた時にプレザントバレーの売り込みがあった。タイカントリーの創業メンバーが新たに高級コースを作るという触れ込みで、他の仲間2人とともに共同で、預託金85万バーツ、入会金○○万バーツ(忘れた。)を振り込んだ。仲間2人を説得するため、口頭だが、預託金元本を自分の会社で保証してあげなければならなかった。年会費はなく、プレー時に150Bを支払うシステムだった。
ソフトオープンの時はプレハブのクラブハウスでシャワーや食事をしなければならなかったが、足繁く通った。
最終的にゴルフ場はリーマンショックの影響で、計画は大幅に変更された。クラブハウスは、新築にもかかわらず非常にシャビーだったし、コースレイアウトは見せられた設計図から大きく変更となった。特に当時のイン(今はどっちか不明、クラブハウスから見て右側)は設計の跡形もないように感じた。アウトの浮島は実は巨大なバンカーに囲まれたグリーンの設計だった。(設計家は特徴的なバンカーで有名なバンサイCCと同じ人。)よりエキサイティングなレイアウトに変更したとの説明だったが、トリッキーすぎて、風格も何もなかった。フェアウェイ面積を削るためというコストの問題があったことは明らかだった。フェアウェイも小石も多く、隣とのホールが近接して危ないホールが幾つかあった。経営路線は高級クラブの真逆になった。メンバーより数百バーツ高いGFでだれでも行けるようなゴルフ場。シラチャ地区でもかなりの安値路線だったと思う。
失望は大きくなり、確か数年で行かなくなったと思う。売り込みに来た営業のタイ人(♀)はとっくの昔にいなくなっていた。その後、知り合いから帰任にあたって買って欲しいと依頼があり、ロイヤルジェムスのメンバーになった。その間、パインに通ったり、ロイヤルバンコクスポーツクラブの年間メンバーになったりしたが、続かず。タイに来た時からメンバーだったレムチャバンも売ってしまった。続いているのはロイヤルジェムスだけ。他のバンコク近郊ゴルフ場は、勝手が違って不愉快な思いをすることも多く、最近はほとんど行かなくなってしまった。
さて、プレザントバレーの預託金の話。共同出資した当時の仲間2名は、1名は資金繰り困窮、1名は日本に帰任のため、自分の会社で買い取った。償還期限は10年。2019年3月だった。経営状態は当初から芳しくないと思われ、預託金回収を相当危ぶんでいた。半分も返ってくればいいかと。。
2018年12月にマネージャーに指示して、自分たちは期限に預託金を返還してもらうつもりでいる、ついては返還の手続きを教えてほしいとレターを出した。その後、部署をたらいまわしにされた挙句、案の定、向こうからの提案は償還期限の延長だった。この際、訴訟を考えたが、弁護士に益なしと止められた。集団訴訟が提起された場合、ジョインするからニュースを注意深くチェックするようにとも指示した。最終的にマネージャーの粘り強い交渉により、2019年11月から5回分割で先日付小切手で支払うことで合意した。順調に回収していたが、3月になり、コロナウイルス騒動で次々とゴルフ場が閉鎖。これは3月分やばいかもと最後まで冷や冷やだった。そして遂に無事回収。
10周年ブログを書くためには、当初のきっかけであるプレザントバレーに触れないわけにはいかない。書いた場合、交渉や回収に影響が出る可能性を危惧して、現在まで延び延びとなってしまった。
それにしても途中休んだこともあったが、ブログは11年もよく続いたものだと思う。11周年に乾杯!