事情をあちこちで言いふらしていて、改めて書く気も起きないが、結果として今のビルに見切りをつける形で自主退去、引越をすることになった。日本であれば立ち退き料をがっぽりもらえそうなシチュエーションだが、王室財産管理局がらみ、家主の権利が強いタイでは、ねばっても一銭ももらえそうにない。むしろ実質家賃は上がりそうな気配だった。独立してからの7年間、このビルにいたことになる。途中、フロアーを変更していて今の事務所スペースは3年間使用。すでにかなり手狭になっていたし、よいきっかけと考えるようにした。ビルを変更しての引越は初めての経験。
現在の事務所の不満点と言えば、顧客からスタッフのいるワークスペースが丸見えなところ。また、会議室に行く途中、パントリーの前を通り、スタッフが休憩しているところも見えてしまう。ごみ袋が置いてあることもある。ただ、その分、会議室からの眺めはルンピニ公園を正面から一望出来て、最高だった。ニューヨークのセントラルパークをビルから眺めたみたいと言われたこともある。明らかに誇張だが、そこまででなくても眺望は素晴らしく好きだった。
今度の事務所からの眺望は普通。受付スペースからじかに会議室に入れるようにしてワークスペースやパントリーは見えないようにした。そのため、会議室には窓がない。やむなし。ワークスペースは配線を上から通すため、細い柱がいくつもある。床を上げると高コストになるため、配線を整理するためやむを得ない選択だった。
ワークスペースから離れるため受付嬢をおく予定。
月曜日から新事務所の運用開始。どうなることか。