あるゴルファーの日記@Thailand

タイに住んでいるあるアベレージゴルファーの日記です。

そろそろ動かすか。

会計事務所であまりこういうことを言うのは一般的には如何なものかということになるのだろうが、それなりに利益は上がっていて、今のところ家族も含めて食べていくだけであれば不足は全くない。一方で自営に毛が生えた程度の中小企業の宿命で将来的には不安要素を多く抱えている。顧客基盤のことや従業員確保の面で特にその不安は大きい。

新規の仕事を断り続け現状維持に甘んじていれば、2-3年は持つだろう。が、現状維持で5年、10年先をどうしても見通せない。もっともどのような事業でもそれは同じかとは思う。結局、その不安感は単純に経営者として常に耐えなければならないものなのか、とも思ったりする。

そう思いつつも、そろそろ現状維持から動かすかという気持ちになっている。どのように動かすべきか。現在の成功体験に基づいてこのまま規模を拡大していくべきなのか、今一つ確信が持てない。一方で多角的にミャンマーカンボジアに進出するとか、全く会計税務と異なることをするとかを、考えなくもないが、どうも気が乗らない。理由は今の実務から離れることになるから。他の事務所の日本人会計士がそうであるように、自分は経営だけする、ほとんどの実務を他人に任せるいう気持ちがどうしても起きない。こだわりが身を滅ぼすかもしれないが、「実務家」という肩書を最後まで持っていたいと思う。従って、自信がなくとも方向性としては一つしかない。。。

方向性の決断さえつけば、やるべきことは見えてくる。実務や窓口を担当する日本人の雇用、タイ人幹部の雇用、スペースの確保等だが、もちろん経験上それぞれ実現までは容易でない。

ただ、友が言っていたように、まずは強く思うことが大事。その上で展開も徐々に始まるだろう。