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あるゴルファーの日記@Thailand 改

タイに住んでいるあるアベレージゴルファーの日記です。

村上春樹を読む

日本帰国中に時間を持て余していたこともあり、海辺のカフカノルウェーの森を読んだ。電子書籍を待ってとも思ったが、なかなか電子書籍化が進まないようなので、ノルウェーの森は再度文庫で購入。ノーベル賞を熱望するような熱心なファンではないが、好きで彼の小説はほとんど読んでいる。

先に海辺のカフカを読んだ。どちらかというと逆の方が良かったか。テーマはかなり被っている。ストーリーのエンターテイメント性は海辺のカフカの方が高い。父親ジョニーウォーカーや概念としてのカーネルサンダース(笑)まで出て来て、とっちらかりそうになるが、最後まで読ませてまとめて来る。そしてノルウェーの森より救いがある。

ノルウェーの森は約30年振り。当時、若気の至りで表面しか捉えていなかったのかと思う。内部にあるテーマを感覚として捉えることができていなかった。20代の男が生、性、死を真剣に考えるのは無理がある。ワタナベ君のような境遇でない限り。彼自身でさえ文章にまとめるのに17年かかっている。(あくまでも小説の設定だが。この辺は上手い。)今回、再読でかなりのところまで皮膚で理解できたような気がする。それにしても60年代、70年代の日本の描写が秀逸。自分が日本に帰りたいと思う時は、この時の日本を思い浮かべている気がする。

自分が独立した頃発表され読み損ねたアフターダークも仕込んで来た。(アンダーグラウンドと混同していた。(・・;) 次に読む。