あるゴルファーの日記@Thailand 改

タイに住んでいるあるアベレージゴルファーの日記です。

日本再帰国

父が危篤となり、先週、緊急に帰国した。その週末に療養先の病院で他界した。74歳だった。すでに末期ガンであることは本人も承知しており、9月帰国時に、もはや生きて会うことはあるまいと心の中で別れをつぶやいていたが、何とか間に合った。抗ガン剤治療も諦め、いわゆる療養治療に切り替えたばかりだった。若い頃、自分たち子供のことばかりに金を使い、やりたいこともできなかった。もう少し生きて、好きなことをしてもらいたかったが、気持ちはともかく身体は、ガン細胞の暴走を止めることができなかった。

その後、通夜や葬儀の準備に追われた。儀式自身は日本的な究極の形式美で、美しいと思った。何十年かぶりに泣いた。美しい儀式の中で日本では失われつつある、何か昔のシンプルな家庭、社会の有り様に戻った気がした。今の世の中、複雑になりすぎて大元の人間本来の有り様が希薄になってしまった気がする。日常、仕事や煩わしいことに忙殺されているが、その大元に立ち返ればあまり意味のないことなのではないか、、、そんなことを思った。

生に意味らしいものを見出さなければ、今を生き続けることは難しい。理屈ではわかっても、葬儀が終わったばかりの今は心に虚しさだけが残っている。

すでにバンコクに戻った。あっという間だった。明日から仕事。余計なことを考えないよう忙殺、埋没する。